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ピアニスト山本実樹子のmiracle日記

2013年 05月 20日 ( 1 )

悪魔のトリル

こんにちは
今日も殺菌されてる乳酸菌を喜んで飲んでる山本実樹子です。

うは。きたきた。

初めっから大好きだったり、イメージがたっぷりあったりする曲の場合でも、
それはそれで練習の過程でいろいろあるのだけれど、
「美しい曲なのは確かだ。しかもかっこいい!けど、ううむ、なーんかな〜〜〜?」って思いながらはじめた曲を、楽譜を読んで、音を丹念にさらっていくうちに、ある時から ぽっ ぽっ っと 「実感」が降りて来る。
この段階は、楽しいなぁ。

例えば「悪魔のトリル」って曲。
(あっ!ちなみにトリルっていうのは、音が上下に震えることを言います。)

ウィキをコピペしますと。
「悪魔のトリル」(あくまのトリル)は、ジュゼッペ・タルティーニが作曲したヴァイオリンソナタであり、彼の作品の中で最も有名な傑作である。タルティーニが夢の中で悪魔に魂を売って伝授されたという伝説があることから「悪魔のトリル」と呼ばれるようになった。

っていう伝説がある曲です。
情景が浮かぶようでありたいけど、
その前に心が震えるようでいたいのに、なーんかワタシ全然平気だなぁと思っていましたら、
来ました来ました。ようやく。
はあ〜〜〜。苦しいですわ。ひりひり。えへ。
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これは、オイストラフのレコードジャケット画像です。

これは、ギトリスさんのYou tube


寝てたのに・・・・。
悪魔ってば、かっこ良く登場して優しい口調で誘惑し
これ見よがしにヴァイオリンを弾くんだもんなぁ。
(見蕩(と)れてるし、惹かれるじゃん。しめしめ・・BYあくま)
すてきだなぁ・・
でも、自分を保てた。油断すると魂を取られちゃうからね、用心用心。
死んだあとに天国へ行けなくなっちゃうもんね。あぶないあぶない。


仕切り直して無害をアピールする悪魔、あの手この手で口説いてくる。
魂が欲しいからヴァイオリンで饒舌に語る語る!なんでそんなに上手いんだ?悪魔。
(日々修行さね・・BYあくま)

だけど、抵抗するよ
ダメに決まってるじゃん。相手は悪魔だよ。
神様、私を守って下さい.アーメン。
大丈夫大丈夫。
祈ったもん。
(ふん・・BYあくま)
諦めない悪魔は、礼儀正しくなったり、馴れ馴れしくなったりしつこい・・。

と思ったら、うわうわ!スゴイウツクしいことを・・。その曲欲しい。

(よっしゃあと少しで落ちる・・.BY あくま)

ああもうだめです.その音楽欲しいです。でも、魂を売ってしまったら、ぼろぼろになるでしょうか。

でも、欲しい。

(ふーん、そんなにほしいんだ。 やんない。 BY あくま)


手からすり抜けていってしまうこの凄い曲をなんとか手に入れたい・・ああ、私はなんてことを考えているんだろう・・・・だめだめだめ・・

(そーんなに欲しいんならあげなくもないけどね、いーんだね?わかってるんだね?・・BYあくま)

ってな具合に悪魔の手中に、ハマっていくタルティーニさんの心中(伝説だけどね)が
ピアノパートの複雑な内声にいっぱいちりばめられていて、面白いです。
こまやかな音色の変化と呼吸でその世界作りたいなぁ。


この、おもに心の中での丁々発止のせめぎあいがヴァイオリンとピアノでできたらとってもどきどきする演奏となるわけですね・・。

ふうむ。


最後がピカルディの3度(短調の曲でね、最後だけ長調で終わることです。そして、それは、祈りの最後のアーメンといっしょで「御心のままに」「すべてを感謝して受け入れます」の意味であったりもするのですが)でないところが、コトの取り返しのつかなさを表してるわぁ、と思っていたら、終わりからちょっと前の上記のYou tubeで言うと14分34秒あたりに断末魔のようにちょっとだけG major の響きがしたりして、けっこうそのような、細かい仕掛けもいっぱいちりばめてあったりする曲なのだなぁと、やっと気がついたワタクシなのでした。

ヴァイオリンパートはそれはもうすんごいことになってますが、
ピアノパートも思ってたよりうんと複雑でやりがいがあるまする。
ので、がんばるよ。

今日も佳き一日でありますように!!
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いちにちいちぽちよろしくです。
アーティスト
by mikiko-miracle | 2013-05-20 04:41 | 音楽・演奏・芝居・公演