2008年 09月 01日
暗譜
リストの「泣き嘆き悩みおののき」による変奏曲を、私はもちろん暗譜で弾きますが、嵩也くんも、演出家の意図により、細部まで理解した上での暗譜を余儀なくされています。(※楽譜を目で追うのだって大変だし、ましてや暗譜できたりする曲ではないのに・・です)
リストの「泣き嘆き悩みおののき」による変奏曲では、バッハのロ短調ミサのクルチフィクス(十字架につけられ)のバッソコンティヌオ・・・ベース音のことです・・・が延々と変奏されていきます。
基本的に4小節という短いヴァリエーションが何十回も重ねられていくのです。
時に絶望的にシンプルに、時に絡まり合うように、時に怒濤のように・・・。
バッソコンティヌオのテーマは、圧倒的にくっきり現れていることもありますし、フラッシュの残像のように見え隠れしたり、内声にこもっていたりと本当にあらゆる感情とともに変化しています。そのすべてをちゃんと理解していないと、暗譜は無理。
しゅうやくんは、「冬から春にやったMonjyuシリーズでの経験がめちゃくちゃ役立ってる」と言いつつも、「こんなに複雑でむずかしいのは初めてだ」と苦戦しています。しかも、いままでのは、楽譜に台本書き込んで小道具として見たりしていたけれど、今回は楽譜も暗譜ですしね。
今日は、そのひとつひとつの変化を解説したり弾いたりしながらリハーサルしましたら、ある瞬間に!!!!!!!っと何かをすごく理解したらしく、さっきまでの理解からは明らかに進んでいました。すごいです。
とはいえ、その場面にはまだまだ地道な稽古がたくさん必要です。
がんばるよ〜ぉ
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