井上直幸先生と小学生の私

こんにちは！

ピアニストの山本実樹子です。

実家で見つけた写真です。

私が小学生の頃、

井上直幸先生が毎年帰国される際、

実家で公開レッスンが開催されていました。

私も毎回楽しみにレッスンを受けていたのを覚えています。

コンサートのスケジュールと連動していたと思います。

留学を終えられ、

母校のフライブルク大学で教えておられた頃だと思います。

まだお髪が真っ黒！！

先生が、それはそれは楽しそうに弾いてくださるお姿や

羽が生えているかのように自由自在な重力で生き生きと紡ぎ出される音楽、

びっくりするほど色彩豊かな音色の数々に圧倒される魔法のような時間でした。

そして、ピアノの中から「喜び」が溢れ出てくるのを目の当たりにする

貴重な機会でもありました。

お土産に持ってきてくださった

貴重な携帯サイズの小さいウィットナーのメトロノームも

ずいぶん長いこと自分専用にして大切に使っていたなぁ。

「たくさんのメトロノームを聴き比べて

これを選んだんだよ」って説明してくださっていました。

桐朋に入ってから

室内楽でまたご指導いただく機会ができて再会することになりました。

変わらず語り口は優しく穏やかでしたが

鋭く深く、作品へ取り組む覚悟や

厳しさに切り込んでくださるレッスンでした。

曲と共に、いまだに大事なものを心の中に残してくださっています。

つい先日、

とある打ち合わせの中で直幸先生のお話が出たので

携帯に取り込んだ写真を探してアップしてみました。

ところで

その古ーいロッカーの上に

裸のままのヴァイオリンが乗ってませんか・・？

修理待ちのやつかな・・・

今日もお読みくださってありがとうございました。

今日も佳き1日となりますように

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