2018年 02月 13日
ショパンの手と生徒の手
ピアニストの山本実樹子です。
音大の卒業試験に向けショパンのソナタを持ってきていた生徒。
今は、無事終わってホッとしていると思いますが最後のレッスンの時に撮った写真をupします。
楽譜を読み込むことも大事、良い練習も大事、国や時代背景、歴史を知ることも大事。
作曲家の骨格や体質持っていた病気などを知ることで理解や共感を持つだけでなく、曲への解釈や演奏へのヒントを得ることもあります。
ショパンは、長らく「肺結核」と言われていましたが2008年に発表された研究では
ショパンの幼少時代からの「虚弱体質、肺感染症にかかりやすい体質、ぜんそく、せき」などの症状は嚢胞性線維症に典型的なもので、嚢胞性線維症患者さんの体内では、とても粘り気が強く、取りのぞくことが難しい粘液や分泌液がつくられます。そのため、慢性の呼吸器感染症や呼吸器疾患になる可能性があるそうです。
また、食べ物をうまく消化することができず、
栄養を吸収することが難しくなってしまうとのこと。