2012年 03月 21日
表現とあんさんぶるのためのワークショップ終了しました。
1つ目のワークの中盤頃からは、笑顔も増え身体の動きものびやかになってきましたし、2つ目のワークの時には、短時間ながら強い集中力で協力し合わないとできないため、手作りくじで分けられたそれぞれのペアも、自然と生まれた周りの応援の空気もいい感じでした。3つ目のワーク時には、ちょっと高度なリズム遊びに突入していましたが、4歳から75歳までの皆さん誰もが抵抗なく参加できていました。本当はもう少しやりたかったワークがいくつもありましたが、今日は、当初思っていたよりも第2部のマスタークラスに時間がかかりそうでしたので、ここでピアノを使ったワークに移りました。相手の音を聴きながら自分の音を出すことにどんどん親しんでくれているなぁと思いました。
で!ここでおやつタイム。
小学校低学年の男の子たちがお茶をコップにつぎ分けてみんなに渡していったり、見学していた保護者の方達のところへも自分たちで気づいて持って行ってくれる女の子たちがいたり、大人もけっこう居たのだけれど、なんだか「指示待ち」じゃないところが頼もしかったです。
その後第2部は、実はマスタークラスでした。
海外では小さい頃からの頻繁なマスタークラスを通して、自分が人前で弾くこともだけれど、人の演奏を聴いてそれを受け止め自分の意見を述べるっていう訓練がなされているなぁと、その良さを私自身が痛感していたので、その第1弾です。留学中にレッスンとは別に毎週あったマスタークラスで、弟子たちが仲間の演奏に対して、感情的でも、批判的でも、無責任な褒め言葉でもなく、とっても建設的な感想や意見を伝え、それを言われた方も淡々と受け止め役立てていく、それがごく自然に行われていて素晴らしいと思いました。先生や、先輩からのみ生徒や後輩にものを言うのではなく、すごく年下だったり、経験が浅い中からでも本質的で、だけども思いやりのある表現で感じ取ったことを伝えることがみんなとても上手でした。ワタクシなぞ、行ったばかりの頃は特に『人のことをアレコレいうみたいで・・・』という遠慮でモゴモゴしてたかと思うと、『あ〜っ、それは失礼ゾーンでは!』という発言もしてしまうというダメっぷりだったので、『ヒトゴトとしてではなくあたたかく、でも冷静に聴き、それを公の場で直接本人に伝えるには、知性も人間性も訓練も勇気もいるなぁ』と思ったものでした。
そんなこんなで・・
今回は聴いている方のトレーニングも兼ねつつ・・・。
でも、皆さん素晴らしかったです。ブラボーなのでした。
感じ取り方もその表現や伝え方も・・・・!!!
そう、そして受け取る方も!!
あ、あら・・・?
もしかして、そんなことはみんな普通にできていて、私だけがものすごくへたくそだっただけなのかしら・・・。
ふむ・・・。そうかも。
そうかもしれないけど、そう思ってしまうほど「ななななななんか言わなきゃ!」「わわわ、なんて言われるんだろ」的な空気は皆無の落ち着いた前向き空気でしたよ。
ワークショップの方はもう少し細かくテーマを特化してまたやりたいし、マスタークラスも時々しようかなと思いました。
第1部の写真が1枚もないので様子はお見せできずすみませぬ。
始まる前と第2部以降のものだけですが・・。
良かったら見て下さい。
朝はあるじがセッティングを手伝ってくれました。ありがとう〜!
初めは空間を使うので椅子は壁際に。
ネームプレート。
名前を呼び合うのもワークのひとつ。
曲のイメージを絵でも表現してくれました。
で、弾く!スバラシイ。
聴いたり弾いたり、最後まで元気に参加してくれました。
ソロの曲も美しく弾けたよね。
終わってからも、「さっきのもう一回聴かせて〜〜っそばで見たい!」と囲まれるNさんでした。
どうしてもここで聴きたかったボク 大迫力のラフマニノフよ・・。よかったね。
第2部は、こんな感じでした。
ありがとうございました。
ラジオの告知はすっかり忘れておりました。今日はインターネットラジオOTONaMazu山本実樹子の「クラシックハッピネス」235回目でした。